発達障害児の次男が、家庭内の窃盗に手をそめました。
動機は、フォートナイトの課金をしたかったからです。
父の財布はカギをかけた車のなかにあるのですが、鍵を持ち出し財布の中から2000円を持ち逃げました。
気づいたのは、任天堂スイッチで課金をすると父のスマホにメールが届くようにアラートを設定しているからです。
気づいた瞬間、父は叫びあがり、子どもの部屋に話しを聞きにいきました。
「課金ってどういうことなんやあ!お前いいがけんにせえよ!」
興奮して少し甲高い声で詰めよります。
「ごめん」
頭を落とす次男坊。
「ごめんではすまんよ」
子どものごめんの一言で怒りがおさまる扱いやすい父でした。
「すぐにフォートナイト消すわ」
と、次男坊。
僕は「うん」とだけ。
フォートナイトは削除しました。
手に入れることに満足だけして、ほとんど使わないんですよね。
削除はあっさり進みました。
父は尋ねます。
「次、同じことを起こさないためにはどうしたらいい?」
息子もうつむながら答えます。
「分からない」
父は手を組み直しながら
「そうか、過去のお前に教えるならなんて伝える?」
次男も少し考えてから
「やったらダメだって伝える」
父は満足そうにいいます。
「それが成長だよ、お前なら大丈夫」
ポイントは罪を憎んで人は憎まずです。
次男は、欲しいと思うと我慢ができないんですよね。
それなら、我慢させる自分を作り上げる必要があります。
今回の事件で、成長もあったはずです。
次男のなかに止めてくれる自分ができあがることを信じています。
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