あくまで僕の経験に限った話ですが、結論から言います。
シングルファザーであることを会社は理解してくれません。
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僕の場合は三交代の仕事と育児の両立に失敗をして、最終的に鬱状態になっています。
■一日の平均睡眠時間は3時間
■夜勤だと子どもの通学、帰園に合わせてまとまった睡眠は取れず
■土日の夜勤は子どもを公園に連れて行き父は車で仮眠
■子どもは朝一番に保育園に行く、一番最後に保育園から帰る
■夜勤では子どもを寝かしつけてから置いて出る
■朝は保育園の開園時間を待って会社に遅刻
■小学生の学童は6時までなのでファミリーサポートで迎えは7時すぎ
その他、母親は統合失調症で頼れず、父親はフルタイム仕事だったため頼れずだったため、全てを自分ひとりでこなしていました。
最初の3か月ほどは会社も遅刻などの理解も示してくれました。
しかし、その生活が長く続いていると上役からのイラつきも出てきます。
「遅刻するのが当たり前だと思ってないか?!」
「お前ひとりに周りが合わせるわけにはいかないよ」
と言われ締め付けも徐々にきつくなってきます。
家庭内では息子も情緒が安定せずにストレスを抱えていました。
ある日子どもから言われたひとことは今でも忘れられません。
「大人って勝手だよな」と。
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これわずか5歳の子どものセリフですよ?
家庭でも仕事でも追い込まれ、睡眠時間が足りずに精神面はどんどんと悪化をしていきます。
末期状態になると集中力が持たずに、ひとつの作業をこなす度に「○○をする○○をする」と作業名を口に出しながらギリギリ集中を保っていた状況でした。
ひとりでぶつぶつ喋る姿の僕を見て、同僚もさぞかし不気味には思っていたのではないでしょうか。
最後には「会社に行くのが怖い」と思うようになり、そのまま休職する形を選びました。
このような状況であっても会社に残る術を色々と打診してくれた上司には感謝していますが、やはり育児と仕事の両立にはほど遠くそのまま退職をしています。
離婚からわずか半年程度のことです。
ただ、退職してからも手当でなんとか生活できる事を知り、今では退職という道も悪くなかったと思っています。
僕の場合、失業給付金(6か月)+傷病手当が18か月と、給料こそ減ったものの約2年の間は休養期間を取ることが出来ています。
その後は、紆余曲折ありましたが、現在のフリーランスとしての働き方におちついていきます。
正直あまり稼げているわけではないですけどね…。
組織である会社は体制が整うまでに時間がかかります。
子育てをする割合の多い女性に比べて男社会の会社であれば、体制が整っている会社はあまり多くないでしょう。
シングルファザーで正社員になるのはかなり厳しい道であろうと思っています。
子どもが大きくある程度自立している場合や、家族や職場環境など周りのサポートが充実していなければまず不可能な道ではないのかと思っています。
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